サルベストロール

サルベストロールとは、果物や野菜の中に含まれがん細胞をアポトーシスに導く自然界の、がん予防システムと言われています。果物の中ではリンゴ、イチゴ、オレンジ、ブドウ(ワインも)、レモンなどで野菜の中ではアボカド、ニンニク、タマネギ、キャベツなど比較的容易に取れます。
自然界で生きている動物のがんなど聞いた事が無いのは自然にサルベストロールを取っているからでしょう。
植物は自然の中で真菌感染に晒されています。サルベストロールはこの真菌感染の防御反応として生成された抗菌性のファイトレキシンと呼ばれる代謝産物で、先に述べた野菜、果物、ハーブ等に含まれています。しかし、現代農業では防カビ剤を含む農薬を使用しています。すると農作物の真菌の刺激が減少、真菌の刺激で増え、強化できるサルベストロールの生成が10%以下に低下するそうです。そうすると、オーガニック(有機、無農薬)農法でなければ十分なサルベストロールが生成出来ないと言う事です。現代人のサルベストロールの摂取量は100年前の20%まで低下しているそうです。また、農薬には
CXP1B1を抑制する作用もあるみたいです。考えてみるに、私が子供の頃には、がんで亡くなったと聞く事は少なく、殆ど老衰である事が多かった様に思います。しかし現在では、がんによる死因がトップと成っています。先日、左側の痛みを主訴に娘さんと来院して来たお婆ちゃんの口腔内を診たところ驚くほど大きな深部までつながった潰瘍を見つけました。他人が見ても、舌下なので解りません。急いで総合病院の口腔外科を今すぐに行く様にと紹介状を渡しました。総合病院の口腔外科からの返事には、舌下悪性腫瘍の疑いでした。もう少し早く、来院していればと思いました。

次回はCXP1B1とサルベストロールの関係についてです。

                                      Dr.K

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