ストレスと口腔内の関係

此処からは歯科に特化してみましょう。
 ストレスと口腔内の関係:上記の様にストレスは人間性の問題、仕事の問題、人間関係、生きている以上何らかのストレスを受けています。歯科のある論文にストレスがかかると歯ぎしりをしてストレスを発散している、というものが有ります。ストレスがかかると脳が判断し歯ぎしりという行為でストレスを発散するというものです。実は、歯ぎしりはブラキシズムの中の一つで、他にタッピング(歯に余り力を入れないで比較的高速で、歯と歯を接触させる行為)とクレンチング(歯と歯をある一定の場所で食いしばる行為)があります。一般的に、夜、無意識化で歯をガリガリする事を歯ぎしりと認識されていると思います。無意識化でしかも歯を左右に往復させる行為で一番歯にストレスを与えるでしょう。一般的に歯(奥歯)の構造は、垂直な力には耐えられる構造ですが、横からの力には弱いと言われていいます。垂直には、70kg耐えられる歯でも横からの力には、その1/10の力で同じ位のストレスを受けると言われて言います。つまり、垂直力:水平力=70㎏:7㎏と成ります。それだけ歯は横からの力には無防備と成っていると考えて良いでしょう。良く、仕事でパソコンを長時間使用しているGuestにパソコンを打っている時に歯は接触していますか?という質問をします、多くのGuestはくっついているかもと応えます。日本人特有の勤勉さ、歯を食いしばって仕事をしているのでしょう。歯ぎしりでストレスの解放が出来ればそれに越した事は有りません。でも正常咬合の人間だけだと私は思っています。正常咬合の人間が歯ぎしりをした場合は、糸切り歯(犬歯)付近の2~3歯が下顎の誘導をし、臼歯離開咬合が可能な人間だけだと思っています。臼歯離開咬合とは、歯ぎしりをした時に奥歯(臼歯部)が接触しない状態の事を言います。一般的に安静時には、上顎と下顎との間には2~3㍉の空間が空いています。これを安静時空隙といいますが、歯は接触していません。パソコンを打つ態勢に成ると頸反射の為、前歯は近接しますが絶対に接触していません。1日に歯が接触する時間は20~30分とも言われています。食事の時とある種の発音の時だけと言われています。Guestに質問すると、3~4時間、多いGuestに至っては8時間と言う様な回答を得ます。話を元に戻します。歯ぎしりでストレスの解放は良い事ですが、それなりの咬合様式を持った人間で多くの人間は残念ながら、歯ぎしり=外傷性咬合と思います。歯に外傷が加わる、しかも歯ぎしりの様な左右からの外傷が加われば、歯は悲鳴を上げます。たまに、1本だけ周りの骨が無く成りグラグラに成っているGuestに遭遇しますが、これは歯ぎしりをするにあたり特にジャマな存在なのでしょう。脳が命令をしてまずその歯を潰しにかかります、だって歯ぎしりをするのにジャマだからです。さて1本だけ歯が無く成りました。治療法としては、ブリッジかインプラントが多く選択されるでしょう。ここで気を付けなければ成らないのは、歯ぎしりにより潰された歯と言う事です、ブリッジに成ってもインプラントに成っても潰しに来られる危険性を有しています。また最近のGuestは、歯の根元の歯茎が退縮し、根元がすり減って凍みると言うGuestがふえています。白い詰め物でカバーしますが対処療法で有って原因療法では有りません。原因は歯ぎしり(50~70㎏)の力が瞬時の内にかかります。原因療法は歯ぎしりを止めさせる事、夜などの無意識化の歯ぎしりは尚更です。でも、中々ストレスから来る歯ぎしりを止める事は難しいでしょう。

Dr.K

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