法令(ほうれい)線は、年を重ねるごとに目立つようになります。法令線は顔に刻まれるシワのひとつでしかないのですが、見た目の年齢を大きく上げてしまうことから、何とか消したい、目立たないようにしたいと希望される方が多くなっています。そこで今回は、法令(ほうれい)線を歯科医院やホワイトニングサロンで改善する方法をわかりやすく解説します。
目次
法令(ほうれい)線とは?
法令線とは、小鼻から口の両側にかけて生じるシワで、笑ったときにはっきりと表れます。当然ですが、法令線自体に体への悪影響はありません。あくまで皮膚に生じたシワであり、放置しても問題はないといえるでしょう。
ただ、見た目の若さと直結する要素なので、改善を望む方がたくさんいらっしゃいます。
法令(ほうれい)線ができる原因は?
法令線は、どうしてできてしまうのでしょうか。法令線の種類に分けて主な原因を解説します。
浅い法令線ができる原因
浅い法令線は、どの年代の人にも生じうるものであり、肌の乾燥や血流不足、表情の癖などが原因となります。
深い法令線ができる原因
深い法令線ができる原因は、「真皮の機能の衰え」です。肌の深い部分にある真皮は、コラーゲンとエラスチン線維によって構成されており、年を重ねるとそれらが減少、もしくは劣化していきます。
その結果、肌のハリや弾力が失われ、重力に抗うことが難しくなり、法令線が生じてしまうのです。
20代で法令線が目立つ原因
20代では基本的に浅い法令線が認められますが、次に挙げるような原因によって深い法令線が目立つようになる場合もあります。
- 紫外線を過度に浴びている
- 過剰なダイエットによる栄養不足、筋力低下
- 冷え性による顔のむくみ、血流の悪化
- 肌の乾燥による小ジワ
この中でひとつでも当てはまるものがあれば、できるだけ早いうちから対策を講じましょう。「まだ20代だから」といって油断していると、取り返しのつかないことになりかねません。
歯科医院やホワイトニングサロンの法令(ほうれい)線ケア
法令線への対処は、自宅でのセルフケアが基本ですが、歯科医院やホワイトニングサロンなどで施術を受けるのもひとつの方法です。歯科医院やホワイトニングサロンで受けられる法令線ケアをご紹介します。
表情筋マッサージ(口元の筋肉のマッサージ)
法令線を目立たなくさせるには、表情筋マッサージが有効です。表情筋とはその名の通り、顔の表情を作る筋肉で、顔面全体に分布しています。
その中でも法令線ケアで効果が期待できるのは「口輪筋(こうりんきん)」と呼ばれるお口周りの筋肉のマッサージです。口輪筋は、唇を取り囲むように存在していて、口を閉じたり、すぼめたりするときに活躍する筋肉です。この口輪筋をマッサージすることで、口元のたるみが改善され、結果として法令線が目立たなくなります。
表情筋マッサージは比較的簡単に行えるケア方法なので、歯科医院やホワイトニングサロンで詳しいやり方を学んだあとに、自宅で実践するとよいでしょう。
歯茎マッサージ
皮膚や筋肉、血管などは、周囲の組織とつながっています。ですから、頬の内側の粘膜や歯茎をマッサージして血流をよくすることも、法令線の改善につながります。
ただ、歯茎マッサージはやりすぎると、粘膜に炎症を起こしてしまうためご注意ください。また、歯茎をはじめとしたお口の中の粘膜はとてもデリケートなので、基本的には歯科医院やホワイトニングサロンのスタッフに施術を任せることをおすすめします。
顔のリンパマッサージ
リンパマッサージとは、リンパ液の流れをよくするマッサージで、組織内にたまった余分な水分や老廃物を排除するのに役立ちます。
顔のリンパは、耳の下の「耳下腺(じかせん)リンパ節」を通って、首を通り、最終的には鎖骨のくぼみあたりに流れていきます。そこで、顔のリンパマッサージは、まずは鎖骨のくぼみからスタートして、次に首、次に耳の下、その後に顔のマッサージという順序になります。
この顔のリンパマッサージが、法令線の改善に寄与します。
ヒアルロン酸の注入
ヒアルロン酸の注入は、歯科医院や病院でなければ受けられない施術法です。費用もそれなりに高額になりますが、法令線の改善効果はきわめて高いといえます。ヒアルロン酸による効果は、6~12ヵ月程度持続するので、1年に1回程度タッチアップすれば若々しい状態を保てます。
皮膚にメスを入れるような後戻りのできない手術ではないので、繰り返し受けても問題はありません。
レーザー治療(スマイルリフト)
歯科医院では、医療用レーザーを使って法令線を改善させることが可能です。最も有名なのは「スマイルリフト」というレーザー照射機を使って肌のたるみを引き締める方法で、コラーゲンの産生を促す作用も期待できます。
ほぼ、無痛で法令線を大きく改善できますが、費用はヒアルロン酸注入よりも高くなるケースが多く、対応している歯科医院も一部に限られます。
歯科矯正
歯並びと法令線は深く関係しています。たとえば、歯をすべて失ってしまった場合は、法令線が目立つようになります。それは、歯列がお口周りの皮膚や筋肉を支えているからです。つまり、歯の本数や歯並びの状態によっては、頬の皮膚の支え方が大きく変わるので、場合によっては法令線が出やすくなるのです。
また、歯並びが悪いと口輪筋をはじめとした表情筋を上手に使えなくなるため、顔の皮膚がたるみ、結果として法令線が強く表れることもあります。
そこで有用なのが、歯科医院での歯列矯正です。歯列矯正によって理想的な歯並びへ近づけられれば、お口周りのシワも自ずと解消されます。歯列矯正でカウンセリングを受ける際には、法令線を解消したい旨を医師に伝えるようにしましょう。
法令(ほうれい)線の予防方法
法令線ができる原因を理解できたなら、予防するのは難しくはありません。若いうちから肌の保湿に努め、紫外線対策をしっかり講じることが重要です。前述したようなマッサージを日課にするのもよいでしょう。
すでに加齢による法令線が表れてきた人には、歯科医院やホワイトニングサロンでプロフェッショナルによるケアを受けることをおすすめします。たとえば、HAKARAセルフホワイトニングでは、充実したケアを提供するとともに、適切なアドバイスもしています。
いずれにせよ、今日からでも対策を始めれば、法令線を予防、もしくは症状を改善できますので、あきらめずに地道に努力をしていきましょう。
まとめ
法令線は、加齢とともに強くなるシワであり、誰もが悩まされる老いのサインでもあります。法令線が気になる方は、歯科医院やホワイトニングサロンで適切なケアを受けるようにしましょう。
同時に、自宅でもできるセルフケアも徹底していくことが大切です。今回の記事を参考に法令線のケアをして、いつまでも若々しい顔を保ちましょう。
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