ドライマウスとは?口が乾く原因や誘発される病気、対策も解説

ドライマウスとは?口が乾く原因や誘発される病気、対策も解説

 

ドライマウスとは、文字どおり口腔内が乾燥する病態です。何となく普段から口の中が乾きやすい人は、もしかしたらドライマウスかもしれません。

 

ドライマウスは、単に口腔内が乾燥するだけでなく、ドライマウスによってさまざまな病気や体の異常を引き起こすことがあるため注意が必要です。今回は、そのようなドライマウスについて、原因や誘発される病気、対策などについて詳しく解説します。

医療法人社団ハーツデンタルクリニック 院長(歯科医師、歯学博士)監修
監修者 歯科医師 永橋克史 ハーツデンタルクリニック西白井駅前の院長。城西歯科大学(現 明海大学)卒業。仕事でうれしい時は思うような治療ができ、患者様に喜ばれ、お礼を言われたとき。
ハーツデンタルクリニック西白井駅前
監修者 歯学博士 高田耕司 日本歯科麻酔学会認定医、歯学博士。麻酔での無痛治療を得意としている。
ハーツデンタルクリニック八千代中央駅前
監修者 歯学博士 加瀬武士 ハーツデンタルクリニック谷塚駅前の院長。日本大学歯学部歯学科卒業。補綴学を専門分野としている。
ハーツデンタルクリニック谷塚駅前

 

ドライマウスの原因とは?

 

ドライマウスには、いくつかの原因が考えられます。患者さん自身が抱えている器質的な問題から毎日の生活習慣など、その原因は意外と幅広いものです。

 

唾液腺の機能の低下

 

ドライマウスの原因としてまず挙げられるのが、唾液分泌の低下です。そもそも口腔内の湿度は、主に唾液によって調節されているため、唾液の分泌が低下すれば自ずとドライマウスへとつながっていきます。

 

私たちの口腔内には、3種類の大唾液腺(だいだえきせん)と5種類の小唾液腺(しょうだえきせん)が存在し、絶えず口腔内へと唾液を分泌しています。

 

特に重要なのが耳下腺、顎下腺、舌下腺と呼ばれる3つの大唾液腺で、これらの機能が低下すると、ドライマウスを引き起こしやすくなります。

 

シェーグレン症候群などの病気

 

糖尿病やシェーグレン症候群、悪性リンパ腫などの全身疾患によって唾液腺の機能が低下すると口腔内が乾燥します。また、当然のことながら唾液腺自体に腫瘍ができたり、唾液腺の組織が破壊されたりするような病気を患っても、唾液の分泌は低下します。

 

ちなみにシェーグレン症候群とは、免疫系の異常によって起こる膠原病の一種で、お口以外にも目や皮膚などの部位にも乾燥が見られます。

 

口呼吸

 

私たちは本来、鼻で呼吸をするように体が作られています。いわゆる鼻呼吸と呼ばれる呼吸方法です。鼻の中には、いろいろなフィルターが存在しているため、鼻呼吸をしていれば風邪などの病気にもかかりにくくなります。

 

一方、口で呼吸をすると、鼻にあるようなフィルターが存在していませんからウイルスや細菌の影響を比較的受けやすくなります。また、口を開いたままになるため口腔内の湿度を保つことも難しくなり、ドライマウスを発症することにもなります。

 

口呼吸をしていると、いくら唾液腺が正常に機能していたとしても、唾液の分泌量が追いつかず、口腔内は乾燥状態に陥ってしまいます

 

加齢

 

高齢になればなるほどドライマウスの患者数は増えていきます。これは加齢によって、口腔内が乾燥しやすくなる傾向にあるためです。

 

その大きな原因のひとつは、唾液腺の萎縮です。唾液腺の組織が加齢によって萎縮することで、唾液の分泌能力が低下します。また、加齢によって噛む筋肉が衰え、噛む回数が減ってくることでも唾液量は減少します。さらに、加齢のために全身の筋力が低下し、腰が曲がったり猫背になると顎が開きやすく口で呼吸することが多くなり、唾液の量が減少します。

 

薬の副作用

 

一部の風邪薬や痛みを抑える鎮痛剤、アレルギーや花粉症を抑える抗ヒスタミン薬、抗うつ薬や向精神薬、降圧薬、高血圧やむくみを抑える利尿薬などは、唾液を減少させてドライマウスを引き起こします。

 

ストレス

 

リラックスしているときは副交感神経が働いて、唾液が出やすい状態になります。一方、緊張や不安などで精神的にストレスがたまると、交感神経が働くために唾液が出ずらくなり、口が乾きやすくなります。

 

アルコールや喫煙

 

アルコールを飲んだあとは、体からアルコールを排出するために尿や汗を多く出そうとする利尿作用が働き、軽い脱水状態になる場合があります。体内の水分が足りていない状態になると、唾液の分泌が減少してしまうことがあります。

 

喫煙が習慣化している方も、やはり唾液の量が減少します。

 

ホルモンバランスの変化

 

唾液の分泌量は、女性ホルモンの影響を大きく受けます。そこで、妊娠や閉経などによってホルモンバランスが乱れると唾液の分泌量が減少し、ドライマウスになる場合があります。

 

ドライマウスで誘発される病気

 

ドライマウスによって誘発される病気には、次のようなものがあります。

 

虫歯・歯周病

 

口の中が乾くと唾液の殺菌作用が働かず、歯周病菌や虫歯菌などの細菌が増殖します。歯を失う大きな原因のひとつは歯周病菌ですから、放置すると歯が抜けてしまうことにもなりかねません。

 

西白井駅から徒歩1分のところにあるハーツデンタルクリニック西白井駅前は、歯周病の診療に実績があります。歯周病が疑われた場合には、お気軽にご相談ください。

 

口臭

 

口の乾燥で増加する細菌の中には、アンモニアや硫化物など、臭気ガスを発生するものがあります。口の乾燥状態が続くと、口腔内に汚れや細菌がたまって口臭が悪化する場合もあります。

 

味覚障害

 

味覚は、舌の味蕾(みらい)と呼ばれるところに味の構成物質が水分(唾液)とともに届けられて感じられます。唾液が少なくなると味蕾に物質が届かなくなったり、舌が食べ物で擦れて傷ついたりして味覚障害になる場合があります。

 

誤嚥性肺炎

 

口が乾いて唾液の量が少ないと、食事を胃へスムーズに運べないため、誤って肺に細菌と食事が入ってしまい誤嚥性肺炎を引き起こす可能性があります。

 

ドライマウスの対策法

 

さまざまな病気を誘発する可能性の高いドライマウス。その対策法には、どのようなものがあるのでしょうか。

 

唾液腺の機能低下を招いている病気を治療する

 

ドライマウスの主な原因は唾液腺機能の低下ですから、それを引き起こしている全身疾患などを治療することが、何よりの対策と言えます。

 

上述したような糖尿病やシェーグレン症候群などを患っている場合は、それらの治療を行うことで、ドライマウスの症状も改善していきます。

 

ストレスをため込まないようにする

 

ストレスは、唾液分泌の低下を招きますので、できるだけストレスを受けない生活を心がけることが大切です。ただし、学校や職場といったコミュニティに属していれば、ある程度のストレスを受けることはやむをえません。

 

ストレスをゼロにすることは難しいので、できるだけため込まないように、たとえば週末は趣味の時間にあてるなどして少しでもストレスを解消していきましょう。

 

口呼吸から鼻呼吸へ

 

口呼吸が原因でドライマウスに悩まされている人は、すぐにでも口呼吸から鼻呼吸へ移行してください。

 

口呼吸はドライマウスだけでなく、歯並びを悪化させる要因にもなるため、できるだけ鼻呼吸をすることをおすすめします。必要であれば、歯科医師の力も借りて、呼吸法を改善しましょう。西白井駅から徒歩1分のところにあるハーツデンタルクリニック西白井駅前では、歯科医師が丁寧に呼吸法の改善方法について説明します。

 

口のうるおいを保つ

 

口の乾きを感じたら水分の補給を心がけ、口の中の湿度を保つようにします。特に冬は空気が乾燥するため、お部屋の湿度にも注意を払うようにしましょう。マスクの着用や保湿成分配合のマウススプレーなどの使用も効果的です。

 

よく噛んで食べ、喫煙・飲酒は控えめに

 

唾液は、噛むという刺激が脳に伝わることで分泌されます。そこで、普段からよく噛んで食べることが大切です。噛みごたえのある食材をとるようにしたり、ガムを噛んだりすることも効果があります。

 

また、唾液の分泌を減らしてしまう生活習慣は改めましょう。喫煙者であれば禁煙し、お酒は適量を飲むようにすれば、健康促進にも役立ちます。

 

唾液腺マッサージ

 

ドライマウスの方には、唾液腺のマッサージをおすすめします。大きな唾液腺には、耳下腺(じかせん)、顎下腺(がっかせん)、舌下腺(ぜっかせん)の3つがあります。耳の下や顎、舌の下を、力を入れすぎずに指で軽く押してマッサージしましょう。

 

*唾液腺マッサージについて詳しく知りたい方は、次の記事が参考になります。

>>唾液腺マッサージとは?効果や方法を解説

 

まとめ

 

口腔内が乾燥するドライマウスは、口臭の原因になったり、虫歯や歯周病、さらに味覚障害といった病気にかかりやすくなったりしますから予防をすることが大切です。

 

すでにドライマウスになっている人は、ご紹介したような対策をとって、症状を少しでも改善していきましょう。西白井駅から徒歩1分のところにあるハーツデンタルクリニック西白井駅前では、ドライマウスについてのご相談にも乗っております。お気軽にご連絡ください。

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