喉の異物感・刺すような痛みは口内炎?考えられる原因とは?

喉の異物感・刺すような痛みは口内炎?考えられる原因とは?

皆さんはこれまで、喉に異物感を感じたことはありませんか?喉がイガイガしたり、刺すような痛みを感じたりすることがあれば要注意です。もしかしたら喉の奥に口内炎ができているかもしれませんし、まったく別の病気かもしれません。

 

今回は、そのような喉の異物感の原因について口内炎の可能性も含めて詳しく解説します。

 

口内炎が原因のケース

 

たとえば、食事の際に、魚の骨などで喉の粘膜を傷つけ、そこから細菌感染を起こすと、喉に口内炎が生じることがあります。喉の粘膜は、常に飲み物や食べ物などと接触する部位でもあるため、通常の口内炎より治りが遅くなる場合がありますので注意が必要です。また、風邪をはじめとした全身疾患の一症状として、喉の口内炎が生じることもあります。

 

いずれにせよ喉に口内炎ができると、喉に異物感や違和感があり、食べ物を飲み込むときに痛みを感じることがあります。

 

喉の異物感で最も注意すべきなのは、喉に腫瘍ができているケースです。腫瘍は、口内炎が悪化することで生じることもありますので注意が必要です。喉の口内炎を放置し続けると、腫瘍化することもあります。

 

嚥下障害が原因のケース

 

喉の異物感の原因は、口内炎だけではありません。実際、病院で喉の奥を調べてもらっても、とりわけ異常がないケースがあります。そうした場合は、嚥下障害が疑われます。

 

嚥下障害とは、ものをのみ込む際に働く筋肉や神経に異常があって、喉に異物感や違和感が生じる病気です。ただし、嚥下障害の場合は、喉の異物感や違和感が生じるのは、主にものをのみ込むときであり、口内炎が原因のケースとは症状が少し異なります。

 

喉頭異物症が原因のケース

 

喉頭異物症と称する病気でも、喉に異物感や違和感が生じることがあります。場合によっては、喉に刺すような痛みを感じるのも喉頭異物症の特徴です。

 

喉頭異物症は、自律神経障害によって引き起こされることが多い病気です。つまり、実際には喉の奥に異物はないのですが、喉がイガイガしたり、時には刺すような痛みを感じたりする場合もあります。

 

また、胃腸障害によっても喉頭異物症が引き起こされる場合があります。胃や腸の運動が障害されると、間接的に喉の閉塞感や違和感などが誘発されるのです。

 

咽頭炎が原因のケース

 

咽頭炎は鼻や口の奥にある管状の器官である咽頭に炎症が起こる病気です。粘膜が赤く腫れ、食物を飲み込むときに痛みを感じたり、咳、痰、発熱などの症状が見られます。

 

喉頭炎が原因のケース

 

喉頭炎は、いわゆるのどぼとけの中に炎症が起こる病気です。咽頭炎と同様に喉の痛み、咳、痰、発熱などの症状が出現します。声帯が炎症してしまうと、声がかすれたり、声が出なくなったりする場合もあります。

 

扁桃炎が原因のケース

 

扁桃は咽頭の一部分で、リンパ組織からできているため通常であれば細菌などを防ぐ役割を果たします。ただし、扁桃自体が炎症を起こしてしまうと、喉の痛みや高熱、食事が飲み込めないなどの症状が出現する場合もあります。

 

声帯ポリープが原因のケース

 

声帯ポリープは、一般的に声の出しすぎによって声帯の片側にコブ状のものができる病気です。強い発声により、声帯の血管が破れてできるといわれています。

 

急性喉頭蓋炎がが原因のケース

 

喉頭蓋(こうとうがい)とは、食事や水などが気管に入らないようにするためのフタ状の器官です。喉頭蓋炎とは、このフタに炎症が起きて赤く腫れあがる病気です。喉の強い痛み、食事や水分が喉を通りにくくなります。ひどく腫れた場合には、呼吸困難や窒息する危険もあるので注意が必要です。

 

唾石症が原因のケース

 

唾石症(だせきしょう)は、唾液腺または唾液腺から口腔内に唾液を分泌する排泄管の中に石ができる病気です。できた石によって唾液の分泌が妨げられると、唾液腺が腫脹して痛みが出ます。食事のときは唾液が多く出るため、腫脹、疼痛が強くなるのが特徴です。

 

仮性クループが原因のケース

 

仮性クループは、急性の炎症により声帯や声帯の下の粘膜が赤くはれて狭くなる病気です。小児に起こりやすい病気だとされています。かぜ症状のあとに起こる場合が多く、発熱や急に息苦しくなる、声がかすれる、咳などの症状が出ます。

 

咽頭がん、喉頭がんが原因のケース

 

咽頭がん、喉頭がんは、喉のがんです。出来る部位によって、上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん、喉頭がんに分けられます。初期の段階では目立った症状が出ない場合もありますが、喉の違和感や痛み、飲み込みにくい、声のかすれ、血痰などの症状が現れます。

 

喉の異物感を調べる検査

 

喉に異物感や違和感、それから刺すような痛みを感じたら、口内炎をはじめとしたさまざまな病気が疑われますので、まずは病院で受診することをおすすめします。

 

病院では、喉頭鏡と呼ばれる器具を使って、直接喉を診察します。もし、そこに口内炎があれば、喉の異物感の原因となりますので治療は比較的たやすいでしょう。ただし、腫瘍が見つかった場合は、そこからいくつかの検査を経て治療計画を立てていき、ようやく治療が始まります。もしも喉頭鏡で喉に異常が見られない場合は、上述したような嚥下障害や喉頭異物症などが考えられますので、別途、必要に応じた検査を行っていくこととなります。

 

治療内容は、それぞれの原因で大きく異なります。

 

まとめ

このように、喉に異物感や刺すような痛みを感じたら、喉やその周囲に何らかの異常があることがほとんどです。それらは、口内炎のようにわかりやすい病変であることがほとんどですが、嚥下障害や喉頭異物症のように、一見すると原因が特定できないケースもありますので注意しましょう。喉に異物感があり、それがある程度長く続くのであれば、専門家である医師に一度診てもらうことをおすすめします。

 

喉の異物感や違和感には、上述したようなさまざまな原因が考えられますので、それをまず特定することが重要です。

 

いずれにせよ、喉の周囲の粘膜や筋肉、時には神経に異常が生じている可能性がありますから、医療機関で適切な処置を受けることが大切です。西白井駅から徒歩1分のところにあるハーツデンタルクリニック西白井駅前では、口内炎の治療も行っております。喉の痛みが口内炎であった場合には、お気軽にご相談ください。

 

医療法人社団ハーツデンタルクリニック 院長(歯科医師、歯学博士)監修
監修者 歯科医師 永橋克史
監修者 歯科医師 永橋克史 ハーツデンタルクリニック西白井駅前の院長。城西歯科大学(現 明海大学)卒業。仕事でうれしい時は思うような治療ができ、患者様に喜ばれ、お礼を言われたとき。
ハーツデンタルクリニック西白井駅前
監修者 歯学博士 高田耕司
監修者 歯学博士 高田耕司 日本歯科麻酔学会認定医、歯学博士。麻酔での無痛治療を得意としている。
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監修者 歯学博士 加瀬武士
監修者 歯学博士 加瀬武士 ハーツデンタルクリニック谷塚駅前の院長。日本大学歯学部歯学科卒業。補綴学を専門分野としている。
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