顎関節症の原因と対策は?運動不足や生活習慣病も原因になる?

顎関節症の原因と対策は?運動不足や生活習慣病も原因になる?

顎関節症と生活習慣には、密接なつながりがあります。
日常生活の中で、何気なく行っていることが顎関節症を誘発したり、顎関節症の症状を悪化させたりしている場合があるのです。

今回は、顎関節症の原因となり得る生活習慣や、運動不足と顎関節症のかかわり、さらには予防方法や治療方法についても詳しく解説します。

 

 

顎関節症とは?

 

顎関節症の症状には、さまざまなものがありますが、主には次の5つの症状(特徴)があります。

 

上顎と下顎の関節部分や周りの筋肉の痛み

 

顎関節やその周辺、あるいはこめかみあたりの筋肉が痛みます。
食事中や会話中など、顎を動かすことで痛む点が特徴です。

 

開口障害

 

一般的に人の口は、指を縦に3本分(約4~5cm)入る程度は開けられると言われています。

顎関節症の場合は、2本程度(約3㎝)以下しか、口が開かなくなってしまいます。

 

顎関節付近の雑音

 

顎を動かしたときに、耳のあたりで、カクカク、ミシミシ、ジャリジャリといった独特の雑音が、顎関節付近で生じます

 

咀嚼筋の痛み

 

顎関節症になると、顎の動きが正常でなくなるために噛み合わせがずれ、物を噛んだときに筋肉に違和感を感じるようになります。

 

口を完全に閉じられない

 

顎関関節症になると、顎関節内の構造に異常が発生して上下の歯列に隙間ができてしまいまい、完全に噛みしめることができず、口が閉じられなくなります。

 

顎関節症の原因に生活習慣とは?

 

特定の生活習慣が、顎関節症の原因になります。

以下に挙げるような生活習慣は、顎の関節に過剰な負担をかけ、顎関節症の原因になるために要注意です。

 

頬杖をつく

皆さんは机やテーブルの前に座っているときに、頬杖をつくことはありませんか?

おそらく誰しも、一度は頬杖をついたことがあるでしょうし、頬杖をつくとリラックスできるという方もいることでしょう。
人によっては、頬杖をついたまま居眠りをすることもあるくらいです。

しかし、この頬杖という習慣は、顎の関節に多大な負担をかけてしまう行為なので、顎関節症の原因になっているケースが珍しくありません。

頬杖をついているときは、重たい頭を頬や顎の関節周囲だけで支えていると考えたなら、わかりやすいかと思います。

 

歯ぎしり

 

グッと歯を食いしばったり、ギリギリと歯ぎしりをしたりすると、顎にはものすごく強い力が働きます。

その結果、歯が摩耗することはもちろん、顎関節にも過剰な力がかかることになるのです。

したがって、顎関節症の症状が見られたら、まず歯ぎしりなどに代表されるブラキシズムを疑うことになります。
ブラキシズムのような生活習慣があると、顎関節症のリスクは大幅に高まります

 

硬いものを食べる

 

クルミのような硬い食べものを噛むと、当然のことながら顎関節に大きな負担がかかります

顎関節症患者の中には、普段から好んで硬いものを食べる人も多くおり、そうした生活習慣が顎関節症を引き起こしているケースもあります。

 

噛む場所が偏っている

 

食事の際に、右か左か、どちらか一方の歯で噛んでいると、顎関節症の原因となる場合があります。

どちらか一方の歯で噛むと、自ずとどちらか一方の顎の関節に力が集中してしまい、片方の顎関節が疲弊して顎関節症につながるのです。

 

ストレスの多い生活を送っている

 

ストレスは、顎関節症の直接的な原因ではありません。
ただし、多くのストレスがかかると、生活習慣が乱れる場合があるため、間接的に病気の発症へとつながっていきます。

具体的には、ストレスによって歯ぎしりや食いしばりといった口腔習癖が引き起こされる場合が多くあります。

また、頬杖をついたり、硬いものを食べたりといった生活習慣も、少なからずストレスを関連がある場合があります。

 

運動不足は顎関節症の原因になる?

 

生活習慣の中には、顎関節症の原因となるものがありましたが、運動習慣も場合によっては顎関節症の誘因となります。

たとえば、1日中パソコンと向き合っているような勤務形態の場合、足腰の筋肉が弱まるだけでなく、首や肩の筋肉が強張っていきます。

実は、顎関節運動は、顎の筋肉だけでなく、首や肩の筋肉とも連動しているため、そうした運動不足が、顎関節の運動を妨げる場合があるのです。
その結果、顎関節に異常な力が加わって、顎関節症を誘発することがあります。
つまり、運動不足は顎関節症の原因となり得ると言えます。

 

顎関節症の予防方法は?

 

顎関節症は、不適切な生活習慣や運動不足によって発症する場合があります。

逆に言えば、顎関節症の原因となる生活習慣や運動不足を解消すれば、顎関節症の予防につなげていくことができます。

上述したような顎に負担のかかる日常生活動作を改め、習慣的に適度な運動を行っていくことで、顎関節症にかかるリスクを下げることが可能です。

 

顎関節症の治療方法は?

 

顎関節症の治療法の中でもっとも一般的な治療方法が、マウスピース状の装置を用いたスプリント療法です。

スプリント療法は、顎関節症のさまざまな症状に対して効果があると言われています。

歯科用プラスチックの「レジン」などでつくられた取り外し式のマウスピースのことを一般的に「スプリント」と言います。

スプリント療法では、マウスピースを主に就寝時に、上下の顎のどちらかに装着します。

顎関節症の治療をお考えの方は、西白井駅から徒歩1分のところにあるハーツデンタルクリニック西白井駅前にご連絡ください。

 

まとめ

 

顎関節症は、顎の骨の異常や歯並びの悪さといった、わかりやすいことだけが原因ではありません。

普段、無意識に行っている生活習慣や慢性的な運動不足も顎関節症の原因になりますので、心当たりのある人は十分に注意してください。

顎関節症は一度発症すると癖になることがありますので、予防することが一番だと言えます。

「顎関節症かな?」と思ったら、まずは、西白井駅から徒歩1分のところにあるハーツデンタルクリニック西白井駅前まで、ご相談ください。丁寧なカウンセリングをして、正確な診断をいたします。もちろん、必要があれば顎関節症の的確な治療方法をご提案いたします。

ハーツデンタルクリニック西白井駅前には、清水口、七次台、けやき台、大山口、堀込、中木戸などのエリアから多くの患者さんが来院されています。

医療法人社団ハーツデンタルクリニック 院長(歯科医師、歯学博士)監修
監修者 歯科医師 永橋克史
監修者 歯科医師 永橋克史 ハーツデンタルクリニック西白井駅前の院長。城西歯科大学(現 明海大学)卒業。仕事でうれしい時は思うような治療ができ、患者様に喜ばれ、お礼を言われたとき。
ハーツデンタルクリニック西白井駅前
監修者 歯学博士 高田耕司
監修者 歯学博士 高田耕司 日本歯科麻酔学会認定医、歯学博士。麻酔での無痛治療を得意としている。
ハーツデンタルクリニック八千代中央駅前
監修者 歯学博士 加瀬武士
監修者 歯学博士 加瀬武士 ハーツデンタルクリニック谷塚駅前の院長。日本大学歯学部歯学科卒業。補綴学を専門分野としている。
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